記事登録
2008年10月02日(木) 20時56分

<ルーシーさん事件>織原被告の控訴審が結審 判決は12月毎日新聞

 英国人女性ルーシー・ブラックマンさん(当時21歳)ら10人に薬物を飲ませるなどして性的暴行を加え、うち2人を死なせたとして準強姦(ごうかん)致死罪などに問われ、1審で無期懲役とされた会社役員、織原城二被告(56)の控訴審が2日、東京高裁(門野博裁判長)で結審した。判決は12月16日。

 1審判決は、ルーシーさん事件について「死因が分からない」と無罪を言い渡し、他の9事件を有罪としたが、検察側は「他の事件との共通性が認められ、ルーシーさんも織原被告が死なせたと合理的に推認できる」と主張した。弁護側は、オーストラリア人女性(同21歳)が死亡した事件についても「死因は既往病と医療機関のミス」と述べて無罪を主張した。【伊藤一郎】

【関連ニュース】
児童ポルノ:画像をネット投稿 容疑の警視庁巡査長逮捕
強制わいせつ致傷:1審無罪のイラン人に逆転有罪判決
痴漢:「警察署協議会委員」伏せて発表 神奈川県警
淫行容疑:教え子の生徒に…都立高教諭逮捕
痴漢訴訟弁論:男性と被害申告の女性、異例の意見陳述

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081002-00000107-mai-soci