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2008年10月02日(木) 12時04分

全国学力テスト非開示処分の撤回求め行政訴訟へ 鳥取の市民オンブズマン産経新聞

 鳥取県情報公開審議会の答申に反して県教育委員会が全国学力テストの市町村別、学校別データを非開示と決定した問題で、鳥取県の市民オンブズマンが2日、県教育委員会を相手取って非開示処分の取り消しを求める訴訟を起こす。

 訴状によると、市民オンブズ鳥取(代表、高橋敬幸弁護士)は今年8月20日付で19年度の全国学力テスト結果の市町村別、学校別のデータを公開請求したが、県教委は「国の実施する全国学力テストの適正な遂行に支障を及ぼすおそれがある」として9月2日付で非開示を決定。

 しかし、県情報公開審議会の答申では「全国調査の結果で序列化や過度の競争が発生した事実は確認できず、支障を及ぼすおそれは現状では具体的なものといえない」とされていることから、市民オンブズマンは、県情報公開条例の「非開示条項」に当たらないと主張している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081002-00000524-san-soci