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2008年10月02日(木) 19時24分

日立、SOA基盤ソフトの最新版「Cosminexus Version 8」を発売マイコミジャーナル

日立製作所は3日より、SOA関連機能を強化、拡充したSOA基盤ソフトウェア「Cosminexus」(コズミネクサス)の最新版である「Cosminexus Version 8」を販売開始する。価格は21万円から、11月28日より順次出荷開始の予定。

新製品は、企業の業務ノウハウを可視化してシステム化する新製品をラインアップに追加したほか、より安定したWebシステム基盤を実現するために既存製品の機能強化を図った。さらに12月から「Cosminexus パートナーコミュニティ」を開設し、Cosminexusパートナー企業と連携したSOAの事例研究やシステム構築ノウハウの共有・活用などを通じてユーザー企業のビジネス機会を拡大する情報システムを実現する予定だ。

主な特長として、業務ポータル基盤製品「uCosminexus Navigation Platform」の新発売と、アプリケーション基盤製品「uCosminexus Application Server」の機能強化が挙げられる。

uCosminexus Navigation Platformは、業務ノウハウを可視化しシステムへ反映する製品。業務ノウハウを企業内で共有し改善するための可視化機能として、業務の作業手順を画面上に表現して業務ポータル画面を作成し、業務のボトルネックを分析するための作業ログの取得やシステム側処理との対応付けを行う機能を備える。

uCosminexus Application Serverでは、システムの処理レスポンス低下を抑止する機能を強化した。従来のJavaベースのWebシステムでは不要になったメモリの解放処理によりシステムのレスポンスが低下していたが、同社独自のメモリ管理方式によりシステムのレスポンス低下を抑止可能とし、業務の継続性を向上する安定したWebシステム基盤を実現する。

新製品および機能強化製品の価格および出荷時期は以下の通り。

(山本善之介)

[マイコミジャーナル]

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081003-00000004-myc-sci