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2008年10月01日(水) 18時32分

三菱自動車、パジェロにディーゼルエンジン搭載車を追加--内外装も変更マイコミジャーナル

三菱自動車は1日、パジェロに、現行の新長期規制(平成17年度排出ガス規制)に対応したディーゼルエンジン搭載グレードを追加設定したほか、ガソリンエンジン搭載モデルも外観および内装を一部改良して、発売を開始した。価格は260万4,000円〜459万9,000円。ディーゼルエンジン搭載モデルは、ガソリンエンジン搭載モデルに比べ、15万7,500円〜42万円高となる。

パジェロのロングボディのうち、「GR」「EXCEED」「SUPER EXCEED」の3モデルに、新型3.2Lコモンレール式DOHC16バルブ4気筒インタークーラーターボディーゼルエンジン搭載モデルを追加した。ディーゼルエンジン搭載モデルのトランスミッションには、INVECS-IIスポーツモード5速ATが組み合わせられる。

エンジンは、先代パジェロ搭載の4M41型3.2L DOHC 16バルブインタークーラーターボDIディーゼルエンジンに、コモンレール噴射システムと、NOxを吸蔵するNOxトラップ触媒、粒子状物質(PM)を捕集して燃焼除去するディーゼルパキュレートフィルター(DPF)を採用した。これにより、排出ガスの浄化と低騒音化を実現し、新長期規制に対応したという。PM排出量は0.004g/kmに抑え、ポスト新長期規制値の0.005g/kmレベルもクリアしている。

また、ディーゼルエンジン搭載車は、全てのグレードで平成27年度(2015年度)燃費基準を達成したほか、エンジン自体の騒音低減に加えて、吸音材や遮音材の大幅な追加と最適配置により、従来のディーゼルエンジン搭載車より静粛性が向上したとしている。

内外装の変更では、フロントグリルをメッキクローム処理を施したほか、17/18インチアルミホイールはラウンドリムを採用、ロングボディ車のボディカラーには「クォーツブラウンメタリック」を新たに追加した。また、「EXCEED-X」は「SUPER EXCEED」と同様、ドアミラー、ドアアウターハンドル、サイドドアガーニッシュモールをメッキ処理した。「SUPER EXCEED」では、本木目、本革巻きステアリングを専用装備として高級感が向上した。

そのほか、3L V6エンジン搭載車はオートマチックトランスミッションを4速から5速に変更したほか、10・15モード燃費を最大0.3km/L向上し、加速性能向上も図ったという。ロングボディ車「GR」とショートボディ車「VR-I」では、フォグランプと電動格納式リモコンドアミラーを標準装備、ロングボディ車のEXCEEDとショートボディ車のVR-IIでは雨滴感応オートワイパーを標準装備した。

(平雅彦)

[マイコミジャーナル]

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