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2008年10月01日(水) 00時00分

[予告編] 3回目のゲストは久米宏さん読売新聞


ユーミンの肩に置く久米さんの手がぎこちない
ユーミン「ザ・ベストテン」出演秘話など盛りだくさん。

 シンガー・ソングライターの松任谷由実さんが、旬の人たちと対談する「yumiyoriな話」、3回目のゲストはフリーアナウンサー、司会者の久米宏さん(64)。読売新聞東京本社で開かれた対談は、約1時間30分にわたった。時に社会問題に鋭く切り込み、時に冗談を交え、TBS「ザ・ベストテン」のなつかしい裏話や、日本の近未来予想図まで、バラエティーに富んだ話題を繰り広げた。

 ユーミンさんが対談会場に入ると、待ち受けていた記者や関係者らに緊張が走る。「読売一のユーミンファン」を自負する某記者と会話しながら、和やかな雰囲気でポーズ写真の撮影が始まる。コンサートなどの思い出話が尽きない。


これが問題の「腕組み」シーン

 少し遅れて久米さんが会場入りし、今度は2人そろって写真撮影。久しぶりの再会とあって、撮影中も昔話に花が咲いた。久米さんの妻でスタイリストの麗子さんを見つけたユーミンさんは「ご夫妻、似てますねー」。

 カメラマンが対談する2人に「腕を組んでください」とリクエスト。2人とも「え?なんで腕組むの?」と戸惑ったが、「それぞれ腕組みをしてください」という意味だとわかり、「日本語って難しい…」と、苦笑い。


”自然な表情を引き出す”ため「読売一のユーミンファン」の某記者が(左)ユーミンの思い出を本人を前に熱く語る

 TBS出身の久米さんは新聞社に来るのは初めてだそうだ。辺りを見回し、「この部屋って、首相とか皇族の方々のための部屋なんでしょ?」。

 1972年、美大生だったユーミンさん(当時は荒井由実)とTBSに入社6年目のアナウンサーだった久米さんとがラジオ局で初めて出会った時の思い出や、80年代、一世を風靡(ふうび)した歌番組「ザ・ベストテン」に、なかなかテレビの歌番組に出演することがなかったユーミンさんが、なぜスタジオ出演するに至ったか。


対談終了後、「今度はボクの新番組に出てよ」と、直に出演交渉をする久米さん(左)

 久米さんのラジオへの思いや、長い空白期間をあけてテレビの新番組に出演することになったわけなど、ユーミンさん独特の切り口で楽しい話が続いた。

 中でも久米さんが大ファンだったという、山口百恵さんの話題で盛り上がる。「誰もが暗いから売れないといっていた、百恵ちゃんの歌をボクはラジオでかけまくった」、「ザ・ベストテンで、なぜボクが百恵ちゃんのお尻をさわったか」、久米さんが司会を務めた「『山口百恵引退コンサート』生中継での空白の6分間」など、12年間の花形局アナ時代に起こった”久米宏伝説”が語られている。

 詳しくは4日の夕刊紙面をお楽しみに!(地域によって、掲載日が異なります) ※対談の完全版はでご覧になれます。

(ヨミウリ・オンライン)
プロフィル
松任谷由実  (まつとうや・ゆみ)
シンガー・ソングライター。1972年デビュー。
「卒業写真」など、長年愛され続ける曲を世に送り出す。90年のアルバム「天国のドア」は、日本人初の200万枚超えの売り上げを記録した。「松任谷由実・オフィシャルサイト」はこちら

http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/yumiyori/20081001yy01.htm