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2008年09月30日(火) 11時31分

こんにゃく入りゼリーでまた窒息死事故産経新聞

 国民生活センターは30日、こんにゃく入りゼリーを食べた兵庫県の1歳10カ月の男児が、ゼリーをのどに詰まらせて死亡したと発表した。こんにゃく入りゼリーによる窒息死事故は平成7年以降17件目で、子供の事故としては10件目。

 同センターによると、男児が食べたのは、マンナンライフ(群馬県富岡市)が製造した「蒟蒻(こんにやく)畑 マンゴー味」。 同社のゼリーによる死亡事故は今回で3件目。男児は7月29日、祖父母の自宅で、祖母からおやつとして与えられた凍らせたゼリーを食べ、のどに詰まらせた。病院に搬送されたが、脳死状態となって今月20日に多臓器不全で亡くなったという。

 同センターによると、ゼリーを凍らせると弾力性が増すという。

 マンナンライフ品質保証室は「事故を真摯(しんし)に受け止めている。商品に事故防止のための警告を記載しているが、より分かりやすいものに変更したい」としている。

 こんにゃく入りゼリーをめぐっては、同センターが過去10回にわたって情報提供し、子供や高齢者に与えることについて危険性を呼びかけているほか、相次ぐ事故を受け、製造や販売を取りやめる企業も出ている。

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