2008年09月30日(火) 17時01分

“景観破壊”に楳図さん反論…「バランス取れた色彩」（夕刊フジ）

　漫画家、楳図かずおさんが東京都武蔵野市に新築した自宅をめぐり、周辺住民２人が「赤白の横じま模様の異様な外観は景観破壊だ」として外壁の撤去などを求めた訴訟の口頭弁論が２９日、東京地裁（畠山稔裁判長）であり、楳図さんは「バランスの取れた色彩だ」と反論した。

　赤白の横じま模様は楳図さんのトレードマーク。この色調のネクタイを着用して出廷した楳図さんは「同じ色合いの建物を建てたことはあるが、問題にならず、夢があるとか誇りを持てると評価してくれる人もいる。反対住民の主張は新参者へのいじめで、悪意を感じる」と批判した。自分の弁護士の質問に答えた。

　一方、原告の男性住民も本人尋問で「先週から、屋根上の煙突状の塔にある丸い窓が赤く点滅し始めた。緑が多く、閑静な住宅街と思って転居してきたのに、おぞましい」と訴えた。

　楳図さん宅は３月完成。住民側は「見物客が押し掛け、閑静な住宅街が騒がしい観光地の状況になった。住環境が悪化している」と主張。外壁撤去まで毎月１０万円の支払いも求めている。

【関連記事】
・ 楳図さん宅の外壁撤去に請求変更　住民側
・ しょこたん、「翔子」の由来は…“楳図かずお”
・ 野口五郎、９年ぶり映画出演！楳図ホラー「赤んぼ少女」で復活
・ 言葉を超えた演技力　木村佳乃、イメージ覆す悪役「おろち」に挑む
・ 白蛇に佳乃キャ〜、中越微動だにせず

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080930-00000002-ykf-ent