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2008年09月30日(火) 05時02分

金融安定化法案を否決=税金投入反対派を抑えられず−再採決の見通し不明・米下院時事通信

 【ワシントン29日時事】米下院は29日、本会議を開き、最大7000億ドル(約75兆円)の公的資金で金融機関から不良資産を買い取る金融安定化法案(2008年緊急経済安定化法案)を共和党保守派などの反対多数で否決した。賛成205、反対228。再採決の見通しは不明。
 米国だけでなく世界各国の金融市場が、金融システム安定のカギを握る同法案の行方を注視していた。否決されたことで米金融危機は一段と深まり、日本にも影響が波及するのは必至だ。 

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080930-00000014-jij-int