記事登録
2008年09月30日(火) 20時25分

ヤマト運輸の親切オーマイニュース

 私はオーマイライフが募集した体験モニター「おなかの悩みにヨーグルトの野菜味が効く?」に当選した。試供品である「ダノンビオ 野菜」14日分が2008年9月26日にわが家に送られてきた。ヤマト運輸のクール宅急便で送られてきたのだが、その時の配達担当者の対応には好感を持てた。

 最初に荷物が届けられた時は不在で、受け取ることができなかった。私は20時半過ぎに帰宅し、ポストに入れられた「ご不在連絡表」で配達を知ることになる。すぐにサービスセンターに再配達を依頼したが、配達日を翌日と指定した。その日は帰宅後すぐに別の用事で外出する予定があったためである。

 この別の用事は夜遅くまでかかる予定であったが、事情が変わり、22時前には帰宅した。帰宅後の入浴中(22時ごろ)に玄関の呼び鈴の音がする。入浴中は居留守を決め込むこともあるが、時間をあけて3回ほど呼び鈴が鳴らされたので、応対することにした。

 すると、ヤマト運輸で再配達に来たと言う。再配達は翌日に依頼したと主張したが、すぐに届けるように指示されたとのことで、話がかみ合わない。とはいえせっかく配達に来てくれたため、入浴中であった事情を説明し、「着替えてから受け取るので、5分程度待ってほしい」と話した。それに対して配達担当者は翌日に再配達すると応じた。翌日、午前9時ごろに再配達され、荷物を受け取ることができた。

 私がサービスセンターに再配達を依頼した時、本日中の再配達を希望するか聞かれ、確かに翌日と回答した。一方、21時少し前の時間帯に再配達依頼をする人は帰宅しているのが普通であり、その日のうちの再配達を希望することが多いだろう。また、ヤマト運輸としても保管場所などの観点からは荷物を早く届けたいという思いがあるだろう。

 それ故に翌日という私の希望が無視され、本日中の再配達に変わってしまったことは、私にとっては不愉快であるが、あり得ることとしては理解できる。従って起きてしまったことを、とやかく言っても生産的ではない。むしろ、わざわざ配達担当者が翌朝に再配達をしてくれたことは立派である。

 私の依頼内容が無視されて、全く別の形にされてしまった経験はほかにもある。私は購入したマンションについて売り主の東急不動産とトラブルになった(参照「東急不動産の遅過ぎたお詫び」)。

 最終的には裁判を起こすことになったが、それまでの対応が最悪であった。例えば依頼していた電話番号とは別の電話にかけてくる。また、文書での回答を要求したのに、口頭で済ませようとする。約束した隣地所有者への経緯確認を行わない。

 こちらの依頼とは明らかに別の内容であるにもかかわらず、それを押し通そうとする。これは私が東急不動産のマンションには住んでいられないと考え、売買契約の取り消しにこだわった一因となった。それと比べるとヤマト運輸の配達担当者の潔い対応は好感が持てる。

 今回の出来事にはさまざまな偶然が作用している。もともとの私の予定では、配達日の夜は遅くまで外出しているはずであった。予定通りならば、再配達されていても留守であった。偶然、帰宅していたために正しい再配達依頼が翌日であることを伝えられた。

 一方、再配達のタイミングが入浴中であったことも偶然である。入浴中でなければ荷物を受け取ることができた。翌日に再配達依頼をしていても、深く考えずに「まあ、いいか」で済ませたところである。再配達が、ちょうど30分程度の入浴中であったことはタイミングが悪かった。

 さまざまな偶然が重なりつつ、「ダノンビオ 野菜」14日分が届けられた。じっくりと味わって、体験レポートをまとめたい。

(記者:林田 力)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080930-00000002-omn-soci