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2008年09月29日(月) 09時14分

元社長の人身保護請求を取り下げロスへの早期移送も 米連邦地裁産経新聞

 【ロサンゼルス=松尾理也】1981年の米ロサンゼルス銃撃事件で、サイパンで拘置中の元会社社長、三浦和義容疑者(61)=日本では無罪確定=側による新たな人身保護請求をめぐる審理が29日、サイパンを管轄する米連邦地裁(マンソン判事)で開かれた。弁護側は三浦容疑者の人身保護請求の取り下げを表明し、ロサンゼルスへの身柄移送に同意した。

 三浦容疑者の弁護団が明らかにした。これで、裁判は新たな展開を迎える。

 サイパンの裁判所は、すでに三浦容疑者の身柄移送を認めており、弁護側が請求を取り下げたことで、移送が早期に行われる可能性も出てきた。

 一方、ロス郡地裁は26日(日本時間27日)、三浦容疑者に対する逮捕状の容疑について、殺人は無効としたが、殺人の共謀は有効と決定している。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080929-00000503-san-int