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2008年09月29日(月) 14時57分

【麻生首相所信表明演説】(5)簡素にして温かい政府産経新聞

(簡素にして温かい政府)

■写真で見る■所信表明演説の前に「国民にお詫びする」と頭を下げる麻生太郎首相

 行政改革を進め、ムダを省き、政府規模を縮小することは当然です。

 しかし、ここでも、目的と手段をはき違えてはなりません。政府の効率化は、国民の期待に応える政府とするためです。簡素にして国民に温かい政府を、わたしはつくりたいと存じます。地方自治体にも、それを求めます。

 わたしは、その実現のため、現場も含め、公務員諸君に粉骨砕身、働いてもらいます。国家、国民のために働くことを喜びとしてほしい。官僚とは、わたしとわたしの内閣にとって、敵ではありません。しかし、信賞必罰で臨みます。

 わたしが先頭に立って、彼らを率います。彼らは、国民に奉仕する政府の経営資源であります。その活用をできぬものは、およそ政府経営の任に耐えぬのであります。

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