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2008年09月29日(月) 20時24分

「検察官甲子園」の参加者募集/高校を対象に横浜地検カナロコ

 来年五月の裁判員制度導入を控え、高校生にも法律や裁判に対する理解を深めてもらおうと、横浜地方検察庁が来春、「検察官甲子園」を実施する。横浜市内の高校生が検察官となり、模擬裁判を体験する内容で、同地検の中井国緒次席検事は「全国初の取り組み。検察官の仕事を身近に感じるきっかけにしてほしい」と参加高校を広く募集している。

 来年の春休みに実施する予定で、参加校数は四校を想定。人数としては一校四人程度で、模擬裁判で殺人などの重大犯罪の刑事裁判を体験するという。

 参加が決まった高校には、事前に同地検がチューターとして検察官を派遣し、裁判の進め方や検察官の役割、話し方などについて説明。模擬裁判当日も一緒に公判に参加し、アドバイスする。

 審査のポイントは、いかにわかりやすく被告人などから話を聞き出し、その内容を踏まえた上で自分の考えを人にうまく伝えられるかという点。同地検職員などが総合的に判断し、優勝校を決めるという。

 募集しているのは、横浜市内の私立・公立高校で、十月三十一日締め切り。申し込み・問い合わせは同地検広報担当電話045(211)7609。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080929-00000014-kana-l14