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2008年09月28日(日) 23時12分

ヒル次官補が訪朝意向、核検証問題の打開を模索読売新聞

 【ワシントン=小川聡】北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議の米首席代表クリストファー・ヒル国務次官補が29日に米国をたち、韓国を訪問する。

 ヒル次官補は、核施設などの検証問題で行き詰まっている現状を打開するため、北朝鮮への直接訪問を計画しているとみられる。

 国務省当局者は27日、ヒル次官補の訪韓を認めたうえで、訪朝についても否定しなかった。

 28日付の米ワシントン・ポスト紙によると、ヒル次官補らは訪朝時の打開策として、北朝鮮側が核物質のサンプル採取や主要施設の立ち入りなどを盛り込んだ検証計画を議長国・中国に提出すれば、米国も暫定的にテロ支援国指定を解除する案を検討しているという。ただ、上司はまだ承認していないとしている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080928-00000032-yom-int