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2008年09月28日(日) 22時54分

「水差された」自民議員怒り…中山国交相は辞任後も持論読売新聞

 相次ぐ問題発言で辞任に追い込まれた中山国土交通相は、28日の最後の記者会見でも、日教組をめぐる一連の発言について「撤回しない」と開き直った。

 なおも「(日教組には)子供をダメにしようという闘争方針で活動している人がいる」などと“持論”を展開。近く予想される総選挙に向け、地元に戻っていた自民党議員らからも「完全に水を差された」と怒りの声が上がった。

 首相官邸で麻生首相に辞表を提出後、午前10時半すぎから、国交省内で辞任会見に臨んだ中山氏は、約70人の報道陣を前に「重要なポストにつけていただき、意欲を燃やしていたが」と無念そうな表情で語り始めた。しかし、質疑応答で日教組を巡る発言について聞かれると、「政治家としては撤回したという考えはない」と強調し、「(国民の関心を呼んで)良かったと思う」と言い放った。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080928-00000031-yom-pol