記事登録
2008年09月28日(日) 22時47分

<米国>下院、米印原子力協定を承認毎日新聞

 【ワシントン小松健一】米下院本会議は27日、米国からインドへの民生用核燃料や技術輸出を可能にする米印原子力協定を承認する法案を賛成298、反対117で可決した。上院外交委員会が23日に同法案を可決しており、上院本会議での可決を経てブッシュ大統領が署名し発効する。

 インドは核兵器を保有し、核拡散防止条約(NPT)非加盟で、民生用原子力関連の燃料、技術の輸入を規制されていた。協定は、核不拡散体制を破綻(はたん)させるとの批判も根強い。下院のバーマン外交委員長は、インドが再び核実験を行えば協定は無効になることや、兵器転用可能な核技術の移転禁止などの確約をライス国務長官から得て下院の支持を取り付けた。

【関連ニュース】
米大統領選:オバマ氏「クール」返上し猛攻 初TV討論
米大統領:アフガン大統領と会談 治安改善などに協力確認
米印原子力協定:「承認に期待」両国首脳が会談
米大統領:パレスチナ和平合意実現へ努力 来年1月までに
NY株:急反発、196ドル高

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080928-00000082-mai-int