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2008年09月28日(日) 00時08分

【小泉元首相政界引退】「小泉さんらしい」地元支援者を前に新旧交代産経新聞

 神奈川県横須賀市の催場で27日に開かれた講演会で、改めて政界引退を表明した小泉純一郎元首相に対し、地元の支援者らは温かい拍手を送った。

 「本人の口から説明を聞きたい」。この日、小泉純一郎同志会などが主催した時局講演会に集まったのは、同会員ら約2000人。定員1000人の会場は小泉ファンであふれかえり、政治家としての人生をふり返る小泉元首相の話に拍手や笑いで応えた。

 「個人の国会議員としての能力は(総理大臣を務めた)5年5カ月で使い切った」との説明を受け、同志会の横垣勝彦さん(64)は「小泉純一郎らしい。やり残したことはあるだろうが、引き際がしっかりしていて見習いたい」と目を細めた。

 会場には小泉元首相から後継者指名されている二男の進次郎氏(27)の姿も。「ここ横須賀、三浦から立候補する決意を決めました」と出馬表明すると、大きな拍手がわき起こった。

 米ワシントンの戦略国際問題研究所(CSIS)で日米関係の研究をしていた進次郎氏。自民党員の若命常一さん(70)は「非常に好青年で、後継として、われわれの代表として申し分ない」と太鼓判を押した。

 自民党県連の竹内英明幹事長も「ぽっと出ではない。民主党から誰が出るかは分からないが、ベストを尽くす」と話し、進次郎氏の当選に向け全力を注ぐ意向を示した。

 小泉元首相はこの後、三浦市三崎の三浦市民センターで講演し、約600人の支援者らに引退の理由を説明した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080927-00000565-san-soci