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2008年09月28日(日) 14時05分

拒否から一転、応じる=国交相辞任でぶら下がり取材−首相時事通信

 麻生太郎首相は28日、中山成彬国土交通相の辞任を受けて内閣記者会が求めた「ぶら下がり取材」をいったんは拒否。その後、応じると回答してきた。首相は、中山氏を起用した自らの説明責任を果たすタイミングについて、判断を変えるなど混乱した。
 首相は同日午前、内閣記者会の要請に対し、秘書官を通じて「応じない」と回答。秘書官は「河村建夫官房長官が行う記者会見が首相の意向だ」と拒否の理由を説明した。この後、河村長官は記者会見で「これから国会が開かれる。予算委員会も開かれる。首相はきちっと説明されると思う」と述べ、国会での所信表明演説や答弁を通じて説明責任を果たすことは十分可能だと強調した。
 こうした、首相の意向や河村長官の説明が報じられた直後の昼すぎ、首相は一転、秘書官を通じて、同日夕にぶら下がり取材を受けると再度回答してきた。秘書官は「首相が自ら国民に直接説明したいと判断した」と語った。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080928-00000048-jij-pol