2008年09月28日(日) 12時08分

「極めて残念だ」と麻生首相　国交相辞任　（産経新聞）

　政府は２８日午前の臨時閣議で、成田空港反対派住民を批判したことなどの責任を取り、辞表を提出した中山成彬国土交通相の辞任について、認承を求める決定を行った。これに先立つ麻生太郎首相と中山氏の会談で、中山氏は「これ以上政府に迷惑をかけられないと判断した」と伝え、首相は「極めて残念である」と応じたという。

　辞任に伴い、臨時代理を務めることになった河村建夫官房長官は、閣議後の記者会見で「まことに遺憾だ。今回の発言と一連の経緯にかんがみ、やむを得ない」と指摘。

　麻生内閣への打撃については「大事な閣僚が欠けるわけだから、ダメージがないといえばうそになる」とするとともに、首相の責任に関しては「任命したことは間違いないから、責任なしとはしない」と述べた。

　また、中山氏が日教組批判を繰り返していることについては「大臣としての発言としては所管外だから、のりを超えている。日教組は教育をともに進める教員団体だから、教育をよりよくするためにお互いに考えていかなければいけない」と述べた。

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