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2008年09月28日(日) 00時29分

与党も「辞任は当然」 選挙への影響懸念東京新聞

 与党内では27日、中山成彬国土交通相が一連の問題発言を受けて辞任の意向を固めたことについて「決断を受け止めたい。麻生太郎内閣に悪い影響を与えるのを回避するためだろう」(漆原良夫・公明党国対委員長)などと、辞任は当然との見方が広がっている。

 自民党幹部の1人は「中山氏の真意がわからない」としながらも「出ばなをくじかれた」と不快感を表明。公明党幹部は「アホとしか言いようがない」と怒りをあらわにした。

 この問題が野党の格好の攻撃材料になることを恐れていただけに「選挙にはマイナスだが、早めに結論を出したので(影響は)最小限に食い止められるだろう」(自民党の小野次郎衆院議員)との声も。公明党の政調幹部は「(早期辞任は)不幸中の幸いだ。選挙日時に影響はない」と早期解散の流れに大きな変化は生じないとの見方を強調した。

 自民党の派閥幹部の1人は「与党は汚染米、年金問題などを抱えて、ただでさえ苦しいのに新たな問題が加わった。今解散したら自民党は惨敗する恐れがある」と懸念を示した。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008092701000835.html