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2008年09月27日(土) 16時18分

談合事件の2社から献金 中山国交相の自民支部中国新聞

 中山成彬国土交通相が支部長を務める自民党宮崎県第一選挙区支部が、国交省など発注の橋梁きょうりょう工事の談合事件で公正取引委員会の排除勧告を受けた二社から、談合容疑が表面化した後の二〇〇五年から〇六年までに計七十二万円の献金を受けていたことが、二十七日までに分かった。

 献金していたのは、サノヤス・ヒシノ明昌(大阪市)と日本車両製造(名古屋市)の二社。

 同支部の政治資金収支報告書によると、サノヤス社は〇五年十月と〇六年九月にそれぞれ二十四万円、日本車両製造は〇五年二月に二十四万円を献金していた。

 中山氏の東京事務所は「当時は利害関係がなく、談合にかかわった企業とも知らなかった。献金は全額返還の方向で検討する」としている。

 橋梁談合事件では、〇四年十月に公取委が独占禁止法違反容疑でメーカー約四十社や業界団体を立ち入り検査。〇五年九月には、サノヤス社など二社を含む計四十五社に排除勧告を出した。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200809270178.html