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2008年09月27日(土) 00時22分

輸入業者に検査命令=メラミン初検出で監視強化−厚労省時事通信

 丸大食品(大阪府高槻市)が国内販売した加工食品に有害物質メラミンが混入されていたのを受け、厚生労働省は26日夜、中国から牛乳、乳製品、これらが原料の加工食品を輸入する業者に対し、食品衛生法に基づく検査命令を出した。これまで自主検査指示にとどめていたが、国内でメラミン混入が初めて確認されたことから、輸入監視体制を強化した。違反すると1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科される。
 一方、既に流通している食品については、業者に自主検査によりメラミン混入の有無を早急に確認するよう指示した。同省によると、丸大食品の製品を除き、366件が検査され、6件の結果が出たが、メラミンは検出されなかった。同省は、グラタンやスープなど、牛乳の配合割合が高い食品を優先的に検査するよう求めている。 

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