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2008年09月27日(土) 06時11分

逮捕状、共謀容疑は有効=日本で裁かれずと認定−疑惑銃撃で三浦元社長・ロス地裁時事通信

 【ロサンゼルス26日時事】1981年のロス疑惑銃撃事件で、米自治領サイパン島で今年2月に逮捕され、拘置中の元会社社長三浦和義容疑者(61)=日本で無罪確定=の逮捕状取り消し請求に対し、ロサンゼルス郡地裁のバンシックレン裁判官は26日午後(日本時間27日午前)、殺人罪を無効とする一方、共謀罪は「日本で裁かれていない」として、有効とする決定をした。殺人罪については、同じ事件で再び罪に問われない一事不再理を適用した。
 検察は共謀容疑だけでも訴追手続きを進めるが、弁護側が上訴すれば、上級審で確定するまで予備審問などの訴追手続きに入れるか微妙で、攻防が長期化する可能性がある。検察は三浦元社長のロス移送手続きを進める意向だが、サイパンの弁護団は連邦裁判所で阻止を求めて徹底的に争う構えで、早期実現は不透明だ。 

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〔用語解説〕「ロス疑惑」
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080927-00000012-jij-soci