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2008年09月27日(土) 10時15分

<賃金不払い訴訟>日本通運に賠償命令 大阪地裁判決毎日新聞

 「移籍前の職場の賃金を保障する」と約束したのに実際の賃金は低額だったとして、日本通運に勤務する男性4人が00年5月〜08年1月の差額分約5600万円の賠償を求めた訴訟の判決が26日、大阪地裁であった。足立堅太裁判官は「口頭で賃金の同額保障を約束した事実があった」と労働契約の成立を認定し、日通に約2480万円の賠償を命じた。

 判決によると、4人は日通系列の運送会社に勤務していたが、00年4月に日通の関西ペリカン・アロー支店に移籍し、宅配便の集配業務を担当した。

 日通広報部は「判決内容を十分に検討して対応を決めたい」とのコメントを出した。【川辺康広】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080927-00000019-mai-soci