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2008年09月27日(土) 16時55分

キイジョウロウホトトギス 那智大社で咲き始め(和歌山)紀伊民報

 那智勝浦町那智山の熊野那智大社で、キイジョウロウホトトギス(ユリ科)が咲き始めた。気品ある黄色い花が境内を彩り、参拝者を喜ばせている。
 池の近くにある石垣など境内3カ所に約200株を植えている。夏の強い日差しを遮るために農業用の黒い網を掛けるなどして、十数年前から大切に育てている。神職によると、花の数は例年並みで、現在4〜5分咲き。10月初旬から中旬にかけてが見ごろという。
 キイジョウロウホトトギスは紀伊半島南部のやや湿った岩壁に自生する。県のレッドデータブックで絶滅危惧(きぐ)2類に分類されている。

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