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2008年09月26日(金) 10時52分

麻生さん、国連演説やり直し…ジョークで切り返す読売新聞

国連総会での一般討論演説で、同時通訳のトラブルで演説を遮られる麻生さん=ロイター

 【ニューヨーク=加藤淳】麻生首相が25日夕(日本時間26日朝)に国連総会で行った一般討論演説の途中で通訳機器が故障し、冒頭からやり直すハプニングがあった。

 首相は「24時間余り前に日本の首相として指名を受けたばかりだ」と英語のあいさつで演説を始め、その後は日本語に切り替えた。ところが、同時通訳の音声が流れなかった。

 約5分ほど進んだところで高須幸雄・国連大使が壇上に駆け寄り、機器の故障を耳打ちすると、首相はすかさず英語で、「メード・イン・ジャパンじゃないからこうなる」。会場は大きな笑いと拍手に包まれ、終了後には何人かの出席者が「いい演説だった」と首相を祝福した。

演説のやり直しに苦笑いする麻生さん=清水健司撮影

 就任直後の慌ただしさの中で「外交デビュー」を強いられた首相だが、外相経験もあるだけに、場慣れしたところを示した。

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080924-4471734/news/20080926-OYT1T00292.htm