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2008年09月26日(金) 08時03分

社長を参考人聴取 汚染米転売事件産経新聞

 三笠フーズの汚染米転売事件で、合同捜査本部は25日、冬木三男社長(73)から初めて参考人として事情聴取した。

 冬木社長は事件発覚後の記者会見で不正転売を指示していたことを認めており、捜査本部は今後も必要に応じて事情を聴き、転売が始まった経緯や詳細な手口などの実態解明を急ぐ。

 一方、同社の宮崎一雄元顧問は、捜査本部の24日の参考人聴取で「不正の指示は絶対にしていない」などと関与を全面的に否認したという。「宮崎元顧問に不正を教唆された」とする冬木社長の言い分との食い違いが鮮明となっている。

 冬木社長が14日に公表した釈明文で、事故米の不正転売について「宮崎元顧問から『上手にやればもうかる。私はやり方を熟知している』と教唆された」と主張していた。これに対し宮崎元顧問は、「そそのかしたようなことはない」などと反論したという。

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