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2008年09月26日(金) 07時05分

大分汚職「体たらくは日教組」 中山国交相発言、すぐ「撤回」西日本新聞

 中山成彬国土交通相(衆院宮崎1区)は25日、報道各社のインタビューで大分県教委の教員採用汚職事件に触れ「県の教育委員会の体たらくは日教組(が原因)。日教組の子供は成績が悪くても先生になる。だから大分県の学力は低い」などと発言した。日教組や大分県民を誹謗(ひぼう)中傷する内容で国会で批判を招きそうだ。国交省によると、中山氏は「誤解を招く表現で撤回する」と話しているという。

 中山氏は文部科学相経験者。結果の公表が議論となっている全国学力テストについても「私が学力テストを提唱したのは、日教組の強いところは学力が低いんじゃないかと思ったから。現にそうだ。だから、学力テストを実施する役目は終わった」と語った。

 道路特定財源の無駄遣いに対して「国交省より社会保険庁のほうがひどかった。社保庁も組合はひどい。仕事しないで選挙運動ばかりしている」と話し、大分県教委の事件へと話題が脱線した。

 成田空港整備に関しては「ごね得というか、戦後教育が悪かった。自分さえよければという風潮の中で、空港拡張ができなかった」と建設に反対する住民を批判。外国人観光客を増やす課題に関連し「日本はずいぶん内向きな単一民族」などと述べた。

=2008/09/26付 西日本新聞朝刊=

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