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2008年09月25日(木) 14時01分

事故米食用転売:汚染米使用恐れの卵焼き、小中学校の給食に−−千葉市教委 /千葉毎日新聞

 汚染米転売問題で、千葉市教委は24日、新潟県長岡市のでんぷん製造会社「島田化学工業」から仕入れた汚染米を使用した可能性のある卵焼きなどが、市内の小中学校などの給食で提供されたと発表した。現在までに健康被害の報告はない。
 市教委によると、提供されたのは、県学校給食会が納入し、県内で延べ約6万食が学校給食などで提供されたものと同じ「手づくり厚焼き玉子500」のほか4商品。「すぐる食品」(東京都目黒区)が製造し、「美濃忠」(千葉市稲毛区)から納入していた。汚染米を使用したでんぷんは、1商品につき0・5〜0・8%混入していた恐れがある。納入数は把握できていないという。
 07年4月〜08年9月までに、市内13小学校のほか若葉学校給食センターを通じて提供された18中学校の計31小中学校で提供された。対象児童・生徒数は約1万934人。市内の高齢者福祉施設など、5施設でも提供された可能性があるという。市教委は06年度以前についても、調査を進める。【神足俊輔】

9月25日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080925-00000078-mailo-l12