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2008年09月25日(木) 00時50分

衆院選に命運、麻生内閣発足=92代首相に選出−「11・2投開票」強まる時事通信

 自民党の麻生太郎総裁(68)は24日午後、召集された臨時国会で第92代、59人目の首相に指名された。首相親任式と閣僚認証式が皇居で同日夜行われ、新内閣が発足した。麻生首相は総合経済対策を盛り込んだ2008年度補正予算案を成立させた上で、早期の衆院解散・総選挙に踏み切りたい考え。自公連立政権の命運を懸けて、小沢一郎代表率いる民主党との「決戦」に臨む。衆院選日程は、「10月21日公示−11月2日投開票」との見方が与党内で強まった。
 首相は24日夜、首相官邸で記者会見し、通常は官房長官の役割である閣僚名簿の発表を自ら行い、「日本を明るく強い国にすることがわたしに課せられた使命だ。難題に立ち向かうことを誓う」と表明した。衆院解散の時期については「(野党に補正審議に)応じていただけるかを勘案して考える」と述べた。
 これに対し民主党は、厚生年金標準報酬月額の改ざん問題などで政府・与党を徹底追及する構え。補正予算案の審議が長引けば、衆院選の投開票が11月9日にずれ込む可能性もある。 

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