記事登録
2008年09月25日(木) 14時50分

麻生内閣が本格始動、首相は午後NYへ出発読売新聞

 麻生内閣発足から一夜明けた25日、新閣僚が前任者からの事務引き継ぎを受け、内閣が始動した。

 麻生首相は午後、国連総会で一般討論演説を行う「外交デビュー」のため、ニューヨークに向けて出発した。

 首相は25日朝、東京・神山町の私邸周辺で、警護官を伴って約20分間、日課の散歩をした。帽子にサングラス姿の首相は、記者団から「おはようございます」と声をかけられると、右手を軽く上げて「おはよう」と一言。11時半過ぎに首相官邸に入り、河村官房長官と打ち合わせをした。

 内閣府では、中山恭子、小渕優子の新旧少子化相による事務引き継ぎ式が行われた。中山氏が「おめでとうございます」と声をかけると、小渕少子化相はやや硬い笑顔で、「よろしくお願いします」と頭を下げた。

 中山氏は「関係省庁が多いので、いろいろなところを仲間に加え、少子化問題がこの国全体の課題だと理解をいただきながら、取り組まなければいけない。最重要課題としっかり認識してやってほしい」と伝えた。

 基準を超える残留農薬などに汚染された事故米の問題を抱える石破農相は、25日朝からTBSの番組に出演するなど、精力的に動いた。

 農相は「国民の納得感とスピード感が両立しないとこの問題は解決しない。職員には24時間365日の(勤務の)つもりでやってもらいたい」と意気込みを示した。

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080924-4471734/news/20080925-OYT1T00407.htm