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2008年09月25日(木) 00時08分

<麻生新内閣>首相、25日にニューヨークへ出発毎日新聞

 麻生太郎首相は25日、国連総会出席のためニューヨークに出発する。新首相が組閣後間をおかず外遊するのは異例だが、早期の衆院解散・総選挙が想定されるなかで、得意とする外交分野でのアピールを重視した。

 25日午後(現地時間)の総会での一般討論演説は、主要国首脳会議(サミット)の議長国として地球温暖化防止などの成果を報告。インド洋での給油活動など日本の「テロとの戦い」への貢献と重要性を訴え、北朝鮮の核、拉致問題への協力も求める。このほか日豪、日イラク首脳会談や潘基文(バンギムン)国連事務総長との会談も予定している。

 与党が早期解散に動き、首相としての選択肢が狭まるなか、ブッシュ米大統領ら各国首脳が並ぶ国際舞台で、日本代表として演説することで政権運営への意欲を示す。ただ29日に所信表明演説があるため、滞在は約半日。ブッシュ米大統領との会談も実現しない見通しだ。

 中曽根弘文外相も同行する。外相は首相帰国後も残り、26日にライス米国務長官や中国の楊潔※(ようけつち)外相らと会談する予定。【須藤孝】

(楊潔※外相の※は竹かんむりに褫のつくり)

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