記事登録
2008年09月24日(水) 11時11分

福田内閣 総辞職 首相在職365日、7番目の短命毎日新聞

 福田内閣は24日午前の閣議で総辞職した。昨年9月26日に就任した福田康夫首相の在職日数は365日。現行憲法下で歴代7番目の短命で、安倍晋三前首相の366日に1日及ばない。首相は24日午後、官邸を去った。

【特集】福田首相退陣 ニュースや新聞の号外、写真特集も

 福田内閣は衆参両院で与野党勢力が逆転した「ねじれ国会」の下で発足。局面を打開するため民主党との大連立を目指したが実現せず、日銀総裁人事などを巡り逆に国会で野党の攻勢にさらされた。次期衆院選を控えて公明党との関係もぎくしゃくし、今月1日に退陣を表明した。

 24日に閣議決定した首相談話は「理由のいかんにかかわらず、結果として十分な対応ができなかった責任を痛感していた」と在任中の政治の停滞を陳謝したが、突然の退陣に関する謝罪はなく、「国民目線の改革の道標を立てることはできた。自らの使命感に基づき辞任した」と結んだ。

 首相は閣議で「短い期間だったが、ご厄介になった」と各閣僚をねぎらった。09年度からの道路特定財源の一般財源化や公務員制度改革などの成否はどれも次期政権任せとなる。【中田卓二】

【関連ニュース】
【特集】自民党総裁選 ニュースや写真、主張も一目でわかる
【写真特集】麻生新総裁誕生 子どものころの貴重な写真も
福田首相:Tシャツ、ねじれ餅…「閉店」前にグッズ大モテ
麻生新内閣:外相に中曽根元文相で調整、官房長官に河村氏

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080924-00000005-maip-pol