2008年09月23日(火) 20時47分

フィンランドの職業訓練校で銃乱射１０人死亡、犯人は自殺（読売新聞）

　【ロンドン＝森千春】ロイター通信などによると、フィンランド西部カウハヨキ（人口１万４千人）の職業訓練校で２３日午前１１時（日本時間午後５時）ころ、男子学生（２２）が銃を乱射、学生ら１０人を殺害した。

　犯人は、約１時間、校舎に立てこもった後、警官隊に取り押さえられた際に、銃で自分の頭を撃ち搬送先の病院で死亡した。

　犯人は今年８月、銃の所持許可を受け、数週間前にインターネットのサイト「ユーチューブ」に、自分の射撃訓練の動画を投稿。この中でカメラに向かって「次はお前が死ぬ」と言うなど不審な点があり、警察は２２日、犯人から事情を聞いていた。

　犯行現場の職業訓練校は、１６歳以上の青年層を対象に、食品・旅行業関連の訓練を行っており、事件発生時、約２００人の学生が校内にいた。

　フィンランドでは、昨年１１月、南部トゥースラの男子高校生（１８）が、「ユーチューブ」で犯行予告ビデオを流した後、学校で銃を乱射、校長・生徒ら８人を殺害する事件が起きた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080923-00000024-yom-int