記事登録
2008年09月23日(火) 20時27分

三浦元社長のロス移送、北マリアナ最高裁が支持読売新聞

 1981年11月のロス疑惑「一美さん銃撃事件」を巡り、米自治領北マリアナ・サイパン島で逮捕された元輸入雑貨会社社長、三浦和義容疑者(61)(日本で無罪確定)のロサンゼルスへの移送の可否を決める審問が23日、北マリアナ最高裁判所で開かれた。

 同最高裁は、三浦元社長の移送を認めた北マリアナ上級裁判所の決定を支持し、元社長側の上訴を退けた。これを受け、ロス市警は三浦元社長を移送するため、再びサイパンに捜査官を派遣するとみられる。

 同上級裁判所は今月12日、「検察側の求めた移送手続きの書類などに不備はない」と述べ、移送を拒否する弁護側の「人身保護請求」を棄却したうえで移送を認めた。

 ロサンゼルス郡上級裁判所で審理中の元社長の逮捕状破棄を求めた訴訟は26日(日本時間27日)、逮捕状が有効か無効か結論が示される見通し。弁護側は「ロスの審理の結論を待ってから移送の可否を判断すべきだ」として同最高裁に上訴していた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080923-00000022-yom-soci