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2008年09月23日(火) 17時36分

ソフトバンク・王監督、今季限りでの退任表明読売新聞

 プロ野球福岡ソフトバンクホークスの王貞治監督(68)が今季限りで監督を勇退する。23日、福岡市内のホテルで王監督自身が記者会見して発表した。

 2006年7月に胃がんの手術を受け、07年シーズンに現場復帰して指揮を執ったが、「やはり万全の体調ではなかった」と語った。

 王監督は一昨年途中でチームを離れたが、リハビリに努め、順調に回復し、昨年2月の春季キャンプで現場に復帰。日常生活に支障はなくなったものの、シーズンは6か月以上に及ぶ長丁場。遠征や連戦の激務は相当なもの。定期的に点滴注射を受け、遠征先では宿舎で静養するなど体調管理に配慮してきた。

 ただ、現場の指揮官と体力温存のバランスをとるのは容易ではなかった。8月14日には遠征先の千葉で体調不良を訴え、その後のロッテ戦を欠場していた。

 1995年に福岡ダイエーホークス(当時)の監督に就任。5年目の99年にリーグ初優勝を果たし、中日との日本シリーズを制して日本一。リーグ連覇を達成した翌2000年、巨人・長嶋茂雄監督(当時)との「ON決戦」で2勝4敗で敗れたが、03年に阪神を倒し、再び日本一に輝いた。万年Bクラスだったチームを14年間でリーグ優勝3度、2度の日本一に導いた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080923-00000011-yom-base