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2008年09月22日(月) 14時10分

元鉄道マンらがSLを清掃 福知山鉄道館で両丹日日新聞

 福知山市の広小路通りにある福知山鉄道館ポッポランド2号館で21日、展示してある蒸気機関車・C58の清掃作業が行われた。元国鉄やJRで機関車の運転、点検を担当していた人たちでつくる福知山SL保存会(松田修一代表、30人)が、年に4回ほど実施している清掃で、これから広小路周辺を会場に繰り広げられるミニSLフェスタや丹波光秀ききょう祭を前に、「来場者に気持ちよく見てもらえるように」と、車体をきれいに磨き上げた。


 会員たちは機関車に沿って並んで、まず真鍮(しんちゅう)などの曇りをふき取り、磨き上げてピカピカに。黒光りする車体のほこりも布できれいにこすり取り、つやつやと輝くように仕上げた。

 作業中の話は、もちろん現役時代のこと。夏の暑さ、冬の寒さに負けずに働いた思い出話に花が咲いていた。

 また、今回の清掃を機に、機関車の内外に「クロスヘッド」「シリンダー圧力計」「空気弁」などの部品名札が取り付けられ、壁に機関車の仕組みの説明板と会員の現役時代のエピソードを記したパネルが取り付けられた。


写真=機関車に沿って並び、車体をピカピカに磨き上げた

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080922-00000001-rtn-l26