2008年09月22日(月) 08時00分
【Re:社会部】“モンスター・ネイバー”(産経新聞)
汚染米や福岡の小学1年殺害事件などに隠れ、ベタ記事になってしまいましたが、先日、東京都教育委員会が行った気になる調査結果が発表されました。
紙面では「“モンスター住民” 都立高15%苦慮」、インターネットのMSN産経ニュースでは「モンスター・ネイバー(近隣住民)も出現!」の見出しで掲載されています。
調査では、保護者や住民からの理不尽な要求を経験した学校が、都立高校の約15%、小・中学校でも約9%に上るというのです。
授業料徴収をめぐる保護者とのトラブルのほか、いじめ問題で保護者から脅されたり、野球のボールの物損事故をめぐり近隣住民から賠償を迫られたり。
こうした問題は東京都に限りません。各地の教委で弁護士に協力を求めるなど対策が進められています。
背景の1つには学校と地域の信頼関係が薄れていることも挙げられそうです。
地域と連携、学校活性化を進める小学校を取材したことがあります。
普段から先生たちが保護者や地域の人たちと接する機会が多いその学校では、「子供の声がうるさい」などの苦情とは無縁で、運動会などには地域の人たちが応援に集まります。「地域に守られている」。校長はそんな風に語っていました。(辺)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080922-00000051-san-soci