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2008年09月22日(月) 12時09分

<JR車内強姦>34歳被告に懲役18年 横浜地裁判決毎日新聞

 JR東海道線を走行中の電車内で3月と4月、女性乗務員に性的暴行を加えたとして、強姦(ごうかん)罪などに問われた川崎市川崎区桜本1、飲食店従業員、今井卓哉被告(34)に対し、横浜地裁は22日、懲役18年(求刑・懲役23年)を言い渡した。村上博信裁判長は「極めて悪質で、人格を無視した卑劣極まりない犯行。安全と考えられていた公共交通機関ですら被害場所になりうることを示した」と指摘した。

 判決などによると、今井被告は3月27日早朝、グリーン車勤務の乗務員を暴行目的でトイレに連れ込み、首などに2週間のけがをさせた。4月2日には別の乗務員を「静かにしろ、殺すぞ」と脅し、トイレに連れ込んで性的暴行を加えた。

 今井被告は3月の事件について「強姦の意思はなかった」と争ったが、村上裁判長は「そのまま強姦しようとしていたことが強く推認される」と退けた。また「JRに膨大な出費を伴う再発防止策をとらせるなど、影響は個人にとどまらない」とも述べた。【池田知広】

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