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2008年09月22日(月) 10時57分

JR連続暴行に懲役18年=「女性の人格無視し卑劣」−横浜地裁時事通信

 走行中のJR電車内で女性乗務員に暴行したなどとして、強姦(ごうかん)と強姦致傷の罪に問われた今井卓哉被告(34)の判決公判が22日、横浜地裁で開かれた。村上博信裁判長は「女性の人格を無視した卑劣極まりない犯行」と述べ、懲役18年(求刑懲役23年)を言い渡した。
 村上裁判長は、今井被告が性犯罪で服役を繰り返し、出所後半年足らずで立て続けに強姦事件を起こした点を指摘。「性犯罪に対する規範意識は皆無」と断じた。
 弁護側は、3件の事件のうち3月にJR電車内で起きた1件については「強姦の意思はなかった」として強制わいせつ致傷罪に当たると主張したが、村上裁判長は「被害者の供述に不合理な点は認められない」と退けた。
 その上で「従来、安全と考えられていた公共交通機関すらも被害場所になり得ることを示し、JRなどにも莫大(ばくだい)な出費を要する対応策を余儀なくさせるなど、影響は女性個々人にとどまらない」と言及した。 

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