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2008年09月22日(月) 15時53分

刹、椎、賭、遡 「常用漢字表」暫定案に追加 「蒙」は除外、2131字に産経新聞

 社会生活でよく使われる漢字の目安「常用漢字表」の改定作業を進めている文化審議会の漢字小委員会は22日、188字を新規追加し、現行の常用漢字から5字を外すとした暫定案をあらためて審議し、「蒙」を除外した上で、古刹(こさつ)の「刹」、脊椎(せきつい)の「椎」、賭博の「賭」、遡上(そじょう)の「遡」の4字を新たに加えることを了承した。

 暫定案の合計漢字数は現行の1945字に対し2131字に増えることになる。

 小委は、常用漢字表に入れる字の音読みや訓読みの見直しもしており、現行表にはない「育(はぐく)む」「応(こた)える」「関(かか)わる」といった読み方を追加する案を示した。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080922-00000077-san-soci