記事登録
2008年09月22日(月) 21時30分

JR福知山線脱線事故で神戸地検、遺族団体らと面談へ産経新聞

 JR福知山線脱線事故で、遺族らでつくる「4・25ネットワーク」と負傷者らの団体が神戸地検に厳正捜査を要望したことを受けて、神戸地検はそれぞれの団体に対する集団面談を来月中旬にも実施する方針を固めたことが22日、分かった。

 面談で地検は、遺族らが求めている事故当時の経営トップらが送検されなかった理由などについて説明をする。また、遺族らはその場で、兵庫県警が送検したJR西日本の山崎正夫社長を含む幹部ら計10人に対する厳しい捜査を申し入れるとみられる。

 また地検は同日、事故のすべての遺族と被害者に今後の捜査への要望などを聞くため先月11日に発送した手紙667通のうち、19日現在で36通の返信があったことを明らかにした。

 地検によると、19日までに手紙や電話で検察官との個別の面談を希望したのは遺族7組を含む11組で、22日までに、2組の遺族が面談を終えているという。

【関連記事】
【JR脱線事故】スピードに活路求めたJR西 信頼回復なるか
送検にも続投を明言のJR西社長、遺族の胸中は
経営トップの責任はどこに 書類送検で立件困難さ浮き彫り
ラッシュ時に急病人相次ぎ1万7千人に影響 JR福知山線など
「上っ面だけの展示で残念」 2つのJR事故遺族、JR西の研修施設見学

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080922-00000973-san-soci