記事登録
2008年09月22日(月) 20時51分

<爆発物>「5百キロ爆弾捨てた」消火器発射の元自衛官供述毎日新聞

 皇居へ火薬を詰めた消火器を発射したとして、爆発物取締罰則違反(使用)容疑で逮捕された元陸上自衛隊員、小川俊之容疑者(34)=神奈川県相模原市在住=が、警視庁公安部の調べに対し、「八景島(横浜市金沢区)の海に、自分が製造した“500キロ爆弾”を捨てた」と供述していることが分かった。横浜市内の浜辺で火薬のようなものが詰まったポリエチレン製タンクが発見されていたことも確認され、公安部は小川容疑者が投棄したとみて調べている。

 公安部によると、タンクが見つかったのは横浜市金沢区の海浜公園「海の公園」。管理人が21日、浜辺に打ち上げられているところを発見し、神奈川県警に通報した。雨水をためる農業用タンク(縦約140センチ、横1メートル、高さ約90センチ)とみられ、土のう9袋と起爆装置が入っていた。土のうには火薬が詰められているとみられる。リード線は切断されており、爆発の危険性はなかったという。

 小川容疑者は調べに対し、「8月下旬ごろ爆発実験をしようとしたが、海上保安庁の職員に怪しまれ、起爆装置を解除して海に沈めた」などと供述。公安部は土のうの中身を鑑定するなど裏付け捜査を進めている。

【関連ニュース】
爆発物:皇居に向け消火器発射の男「丹沢で実験」供述
爆発物:皇居に向け消火器発射 元自衛官を逮捕

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080922-00000107-mai-soci