2008年09月22日(月) 06時07分

別の場所で殺害か＝死因特定へ−女児死体遺棄事件・千葉（時事通信）

　千葉県東金市の女児死体遺棄事件で、死亡した保育園児の成田幸満ちゃん（5）は、遺棄現場とは別の場所で連れ去られ、殺害された可能性が高いことが22日、県警捜査本部の調べで分かった。捜査本部は母親と別れた後の幸満ちゃんの行動を詳しく調べるとともに、同日、遺体を司法解剖して死因の特定を急ぐ。
　調べによると、幸満ちゃんは21日午前9時ごろから約30分間、祖母と町内会のごみ拾いに参加。母多恵子さん（37）が勤務する同市の「東金中央クリニック」に戻った後、友人宅に行くと言って1人で出掛けた。
　その後の行方は分からず、午後零時25分ごろ、同市東上宿の道路脇の側溝の上で、心肺停止状態で見つかった。
　同日正午ごろ、現場付近を通った近隣住民は、何もなかったと証言しており、第一発見者の男子中学生が見つけるまでの約30分間に遺棄されたとみられる。
　遺棄現場は道路に面したプレハブ小屋の前で、人目につくほか、幸満ちゃんが現場に倒れていた時間も約30分と短いため、別の場所で殺害された後、車などで運ばれ、遺棄された可能性が高いという。　

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