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2008年09月22日(月) 11時09分

岡崎死刑囚が再審請求=オウム事件で初時事通信

 坂本弁護士一家殺害事件など2つの事件で殺人罪に問われ、最高裁で死刑が確定したオウム真理教元幹部岡崎(現姓宮前)一明死刑囚(47)が東京地裁に再審請求したことが22日、分かった。一連の事件で死刑が確定した5人のうち、再審請求したのは同死刑囚が初。
 公判を担当した弁護士によると、本人が7月に申し立てた。岡崎死刑囚は犯行を認める点に変化はないものの、一部被害者が「事件の生き証人」として法務省に執行停止を申し立てたことを挙げ、「自分だけ無関係とは言っていられない」と説明しているという。
 岡崎死刑囚の公判では、逮捕前に事件への関与を認めた供述が「自首」に当たり、刑が減軽されるかが争点だった。最高裁は2005年4月、自首の成立を認めたが減軽しなかった一、二審判決を支持し、同死刑囚側の上告を棄却した。 

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