記事登録
2008年09月20日(土) 15時25分

長野の異臭あんこ 中国・青島で製造産経新聞

 長野市の食品製造販売会社「丸生本店」の従業員2人があんこを味見し、嘔吐や手足のしびれを訴えた問題で、あんこは長野市の納入業者が中国に持つ合弁企業の工場で作られていたことが20日、分かった。

 長野市保健所が19日に行った簡易検査では有機リン系などの物質は検出されなかったが、あんこは石油のようなにおいがしたといい、同保健所と長野県警が成分を詳しく調べている。

 納入業者によると、問題のあんこは3月に中国・青島市の合弁企業の工場で製造された砂糖入りの小倉あん。密封し、1袋5キロ入り4袋を1箱に梱包(こんぽう)、船で日本に運ばれた。賞味期限は1年間。

 同社は「問題があったのは7月中旬以降に輸入した約270箱のうちの1袋だけ。製造過程で何かが混入したとは考えにくい」と説明した。

【関連記事】
異臭あんこ、味見し嘔吐 長野市の食品製造会社
【事故米不正転売】「まさかうちが…」外食産業は困惑
天洋食品の9人が容疑濃厚 中国当局、ギョーザ事件で
汚染ミルク問題 中国で不安広がる 大手メーカーも
ウナギ産地偽装で書類送検 茨城県警

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080920-00000111-san-soci