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2008年09月19日(金) 13時07分

デート代はどっちがもつか?オーマイニュース

 デート代は男もちなどと言っていたのは今は昔の話。ところが、男性の中には、いまだにそんな思いに縛られている人もいる。かといって、食事のたびに、きっちり割り勘にするのも味気ない。

 「私はなんとなく割り勘というのが一番好きです。彼が食事代をもってくれたら、私は映画とお酒代を出すとか。一緒にいる間に払ったお金が同じくらいになるよう、お互いに少しだけ気を遣えばいいんじゃないかと思うんです」

 亜衣さん(30歳・仮名)はそう言う。お互いに働いているのだから、「なんとなく割り勘」が一番気楽だとか。

 「ただ、前の彼は変な人でした。つきあい始めて最初のエッチをするまでは、どうしても自分が払うと言い張って。同い年だったから、無理しなくてもいいのにと私は思っていたんですけどね。つきあうようになってそういう関係になってから、私が割り勘にしようと言ったら、それは納得してくれたんです。だけど、『今日は朝まで一緒にいる』ということがわかっているときは、私に払わせない。デートだけで帰るときとか、私が生理のときなどは割り勘なんです。私とのエッチをお金に換算しているみたいで、すごく嫌だった」

 彼は彼なりに気を遣っていたのかもしれないが、エッチできるときは払い、そうでないときは割り勘というのは、女性から見ると自分がお金で買われているような気にさえなるだろう。

 「あるとき言ったんです。なんだかこういうのって嫌だ、と。そうしたら彼、『オレのほうがいつだってたくさん出しているのに、何が不満なわけ?』って不思議そうな顔をしていました。この人とはやっていけないと思って、結局、半年足らずで別れたんです。そうしたら彼は、友だちに『金に汚い女だ』と言いふらしたんですよ。信じられなかった」

 男女の間は、お金がからむとなかなかうまくいかない。デートするにはお金がかかると思いがちだが、同世代なら、お金がかからないデートを一緒に考えることも楽しみにつながっていくだろうと思うのだが。

 亜衣さんは、その彼と別れて1年後、今の彼とつきあい始めた。そろそろ3カ月になるが、彼のお金の使い方には首をかしげることも多い。

 「今の彼は、逆にお金にひどく無頓着。あるときはたいていおごってくれようとするから、私が割り勘にするようにし向けています。気楽でいいんだけど、友だちが困っているとすぐ貸して、自分は給料前にぴーぴーしてるんです。本当にいい人だし、一緒にいて楽しいから、結婚も視野には入れているんですが、こういう人と結婚しても大丈夫かな、と思うことがあります」

 結婚を考えるなら、経済感覚は大事な話。亜衣さんは、一度、彼ときちんと話し合ってみようと思っているそうだ。

(記者:亀山早苗)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080919-00000002-omn-peo