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2008年09月19日(金) 15時33分

薬害肝炎訴訟、提訴から6年 田辺三菱と原告団が基本合意締結へ産経新聞

 薬害C型肝炎訴訟で、被告企業の「田辺三菱製薬」は19日、同社などが薬害発生の責任を認めて謝罪し、再発防止に努力するとの内容の基本合意書を全国原告団と締結すると発表した。原告側は全国各地で係争中の訴訟で同社に対する賠償請求を放棄、訴訟を終結させる方針。

 事実上の和解となる基本合意書の締結は28日の予定。

 原告団と国はすでに今年2月に和解しており、訴訟は提訴から約6年を経て全面解決に向かう。

 原告団は、被害者に給付金を支払う救済法が1月に成立し、原告側が提示していた合意書案が全面的に受け入れられたことから請求放棄を決めた。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080919-00000952-san-soci