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2008年09月18日(木) 22時43分

民主党 薬害肝炎訴訟原告の福田氏が出馬会見毎日新聞

 薬害C型肝炎訴訟の九州訴訟原告の一人、福田衣里子氏(27)=長崎市=は18日、長崎市内のホテルで民主党の小沢一郎代表とともに会見し、次期衆院選の長崎2区に同党公認で立候補することを正式表明した。長崎2区は、自民党現職の久間章生元防衛相(67)の地盤。民主党は、知名度の高い福田氏を擁立し、「自・民対決」を象徴する重点区に位置づける構えだ。

 福田氏は、会見で「(B型、C型肝炎では)救われない患者がたくさんいる。現場で苦しむ患者の声を政治に届け、他の人の命を救うため、皆さんにつないでもらった私の命を生かしたい」と出馬の動機を述べた。また、自民党について「企業や官僚のための政治に思えた。国民のための政治を取り戻したい」とも語った。

 一方、10期目を目指す久間氏は、福田氏について「落下傘候補が、中央と地方の格差の問題に対処できるのか」と指摘したが、後援者の一人は「魅力的な候補で、危機感を持っている」と語った。

 同区には、相浦喜代子・諫早市議(44)=無所属=と、会社員の山崎寿郎氏(28)=同=も出馬を表明している。

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