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2008年09月18日(木) 12時00分

<爆発物>皇居に向け消火器発射 元自衛官を逮捕毎日新聞

 警視庁公安部は18日、神奈川県相模原市大野台7、自称・灯油販売業の元自衛官、小川俊之容疑者(34)を爆発物取締罰則違反(使用)容疑で逮捕した。

 調べによると、小川容疑者は同日午前2時40分ごろ、東京都千代田区隼町の国道交差点から時限装置付き50リットルドラム缶2本を桜田濠に投下した上、自家用トラックの荷台から火薬を詰めた消火器5本を皇居に向け発射した疑い。皇居側の土手と桜田濠の中から3本の消火器が見つかった。

 パトロール中の警視庁麹町署員が「ドーン」という音で気づき、現場近くにいた小川容疑者の身柄を確保した。けが人はなかった。

 小川容疑者は、高校卒業後に陸上自衛隊第一空てい団(千葉県船橋市)などに2年間在籍していた。14日に告示された神奈川県座間市議選(21日投開票)に立候補を届け出ていた。

 小川容疑者は容疑を認め、「何かに挑戦したかった。世の中の反応に興味があった。皇居は広くて人がいないから安全だと思った」などと供述しているという。爆弾の製造方法はインターネットで調べ、原料は通信販売で購入したという。

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