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2008年09月17日(水) 20時55分

薬害C型肝炎訴訟、原告1人が田辺三菱製薬と和解読売新聞

 薬害C型肝炎訴訟で、原告の森上悦子さん(59)(大阪市)と被告の田辺三菱製薬(同市)が17日、大阪地裁(深見敏正裁判長)で和解した。

 同社が「C型肝炎治療薬の開発に最大限の努力を傾注する」と約束し、森上さんが損害賠償請求を放棄することが和解の条件。原告と同社の和解は初めて。

 肝がんの森上さんは2004年3月に提訴。被害者救済法に基づき2月に国と和解した。集団訴訟の原告団と同社が訴訟解決に向け協議中だが、森上さんは原告団を離脱していた。

 田辺三菱製薬の話「当社に対する請求を放棄されることを了解されたため、和解に応じることにした」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080917-00000056-yom-soci